当院について

当院の精神科臨床

私たちが日々励むことは、患者さんの心が解放されてゆくことへの手伝いです。
心の解放に向けて患者さんと医師が双方で悩み、求めていくことを繰り返します。
一度解放されて楽になっても、また心が不自由になることがあるでしょう。
それでも患者さんと医師が「つらい」「苦しい」「やっていられない」と言える関係に発展する中に、
苦しさからの少しの解放があるでしょう。

その様な関係の中に心に平安感が宿るのだと思います。
私たちは患者さんと医師が一対一の人間として向き合う臨床現場を大切にしています。
心の解放は、心理学用語で語り合う中にはないのです。自分の言葉で語り、訴え、叫ぶことが大切です。
私たち医師、スタッフはその心の訴え、叫びを心で聴きたいと思っています。

理事長 篠﨑 孝

当院の経歴

昭和61年

保健所で「精神保健研究会」を発足

昭和62年

高校の養護教諭の先生方と「中信地区思春期臨床問題研究会」を発足
現在この二つの研究会は松本保健福祉事務所に引き継がれ、県の事業として継続しています。

平成9年4月

篠﨑医院(松本本院)開設
精神科デイケア開所(同施設内)
市内に通う中学生、高校生たちの不登校に対応する為に外来およびデイケアを松本駅前に開設しました。
また、認知症の方への往診を開始しました。

平成11年1月

医療法人設立
篠﨑訪問看護ステーション開設(松本本院内)
認知症の方を抱えた家族が地域の中で孤立していました。
その方たちへの往診対応が、医師一人では不可能となり、訪問看護ステーションを開設しました。

平成16年2月

医療法人篠﨑医院豊科診療所 開設
老人デイケア(重度認知症患者デイケア)開所(同施設内)
精神科デイケアを豊科診療所に移転し、思春期青年期デイケアと命名
(本院精神科デイケアを中止)

平成16年10月

豊科診療所隣接地に特別養護老人ホームたきべ野開設

平成20年10月

豊科診療所内に保育所てくのん開設

平成22年10月

篠﨑医院本院移転
入所ビル老朽化のため30m離れた五幸ビルに引っ越し

平成25年5月

篠﨑医院本院内に本院デイケア(精神科デイケア)を再開
松本駅前でのデイケアのニーズが強くなってきたため

組織図