【訪問看護 R4/11】若き頃の経験を生かして
こんにちは、15年前に新人だったTです(笑)
本物の新人Mさんが一生懸命仕事に向き合う姿に触発されました。
自分の新人の頃の失敗談を恥ずかしながらしたいと思います^_^;
まだ20代後半の若かりし頃のことです。
初めて伺う時の緊張感は当時も今もさほど変わりませんが
当時の所長と、とある利用者さんの訪問看護の契約に伺った時のことです。
利用者さんご本人、ご家族である奥さんとご長男さんにご挨拶と自己紹介し、
私は二通の契約書をご家族の前に広げました。
その瞬間、「お前はオレをバカにしてるのか!けぇれ!」
と、ご本人を怒らせてしまいました。
もう、何がなんだかわからず、
ご本人に契約の話をさせて欲しいと契約書をご本人の前に広げました。
すると、ご本人が落ち着き、私が説明することを静かに聞いて下さいました。
そして、「オレは手が振るえて名前が書けないから、息子に書いてもらってくれ。」と、仰りました。
すでにピンと来てるかと思いますが、
ご本人が怒った理由は自分の訪問看護の契約なのに、
私がご本人に契約書を見せなかったことだと振り返って、わかりました。
本当に申し訳ないことをしてしまいました。
ご本人をないがしろにしてしまった、私の失敗でした。
バカにしているつもりはもちろんありませんでしたが、
私の行動でそのように感じられてしまったことは確かです。
叱って下さった利用者さんに感謝です。
この時の方とはそれから約8年、長いお付き合いをさせて頂きました。
奥さんからも
「Tさんが来てくれると、じいちゃんがよく笑うだよね。普段はブスっとしてるくせにね。」
と、言って頂いたことがあり、
訪問してて良かったー、と思った瞬間でした。心の中では嬉し泣きです。
あれから15年、私はご本人の拒否が強い場合を除いて、
必ずご本人に契約書を見て頂き、サインをどなたが書くかはご本人に決めてもらうようにしています。
訪問看護の契約は、利用者さんの気持ちに寄り添ったケアをするための、とても大切な始めの一歩です。
だから、やはり緊張せずにはいられません。
この後もいろんな失敗をし、
先輩や先生そして、ご利用者さん、ご家族から叱咤激励されながら、なんとかこの仕事を続けさせてもらってます。
これからもたくさんの方と出会い、人生勉強させて頂きたいと思います。
よろしくお願いします ^ ^
まだまだ、新人さんのバイタリティには負けたくないと勝手に思っているTでした(笑)