しのざきDiary
【訪問看護 R6/12】あさ
めがさめる
どこもいたくない
かゆいところもない
からだはしずかだ
だがこころは
うごく
みなさん、おはようございます。
先月お亡くなりになった詩人・谷川俊太郎さんの「あさ」の一節です。
谷川俊太郎さんの代表作の一つ「朝のリレー」は、多くの学校教科書にも採用されている1982年に発表された作品ですが、私はこの「あさ」も大好きです。
皆さんのとっておきの詩はなんでしょうか。
先輩は訪問中に利用者さんと詩の朗読をする時間があるそうでとてもいいなーと思い、冒頭に好きな詩の一節を引用させていただきました。
写真は冬毛の雷鳥です。
中央アルプスの雷鳥は絶滅したと言われてきましたが、2018年北アルプスから飛んできた子が徐々に子孫を増やしつつあるそうです❄️
今回は2羽見かけました。
「あさ」の最後はこう締めくくられています。
からだは
ここにいて
こころは
うごく
どこまでも
いつまでも
90歳を超えると、こんな仙人のような気持ちになるのかな。
ご冥福をお祈りいたします。